東京大学と株式会社INPEXが社会連携講座「持続可能なエネルギー資源開発のための先進的貯留層工学」を共同開設

お知らせ

国立大学法人東京大学大学院工学系研究科
株式会社INPEX

国立大学法人東京大学大学院工学系研究科(研究科長:加藤 泰浩)と株式会社INPEX(代表取締役社長:上田 隆之)は、2025年4月1日に社会連携講座「持続可能なエネルギー資源開発のための先進的貯留層工学」を共同で開設したことをお知らせいたします。本講座は、より低炭素なエネルギーの安定供給に向けた、石油・天然ガス開発とCO2の分離回収・地中貯留(CCS)に関する技術開発と研究を目的とします。油ガス田の生産挙動やCCSにおける環境のモニタリングに応用可能な新規トレーサー技術(注1)の開発、AIを活用した油ガス田開発計画やCCS操業計画の最適化技術の開発、および地下流体挙動の解明など実践的な工学研究を行ってまいります。

  • 本社会連携講座の概略図

本講座の活動を通じて、エネルギー安定供給と低炭素化に資する貯留層工学の研究・技術開発を実施し、次世代の貯留層工学の拠点創成に取り組みます。さらに、さまざまなエネルギー技術に関わる技術習得と教育の充実を通し、資源開発と温暖化対策を担って持続可能な社会の構築をリードする次世代の貯留層工学の専門人材の育成に努めます。

社会連携講座の概要
講座名 持続可能なエネルギー資源開発のための先進的貯留層工学
(Advanced Reservoir Engineering for Sustainable Development of Energy Resources)
設置期間 2025年4月1日~2030年3月31日(5年)
代表教員 小林 肇(東京大学大学院工学系研究科附属エネルギー・資源フロンティアセンター 准教授)

(注1)トレーサー:流体の流れや物質の動きを追跡するために使われる目印となる物質をトレーサーと呼びます。本講座では、地層中に存在する微生物や無機成分などを指標とするバイオ・無機マルチトレーサー技術の開発に取り組みます。