北陸電力株式会社とのエネルギーシステムの低炭素化・高度化に関する包括連携協定書の締結について

お知らせ

北陸電力株式会社
株式会社INPEX

 北陸電力株式会社(以下、北陸電力)と株式会社INPEX(以下、INPEX)は、この度「エネルギーシステムの低炭素化及び高度化に関する包括連携協定書」(以下、本協定)を締結しましたので、お知らせいたします。

 本協定は、北陸電力及びINPEXが持つエネルギーソリューションの知見等を相互に有効活用し、エネルギーシステムの低炭素化及び高度化を図り、カーボンニュートラル社会の実現を目指すため、両社が連携して包括的な検討を行うことを目的に締結するものです。

【本包括協定の概要】

締結日

2025年1月17日

名称

エネルギーシステムの低炭素化・高度化に関する包括連携協定書

目的

北陸電力及びINPEXが持つエネルギーソリューションの知見等を相互に有効活用し、エネルギーシステムの低炭素化及び高度化を図り、カーボンニュートラル社会の実現を目指すため、両社が連携して包括的な検討を行うことを目的とする

連携検討項目

1. エネルギーの安定供給と低炭素化に向けた、燃料のサプライチェーンを含む連携のあり方

2. CCSや水素・燃料アンモニア等の次世代燃料や再生可能エネルギーの導入推進

3. 先進技術を用いた需要家向けエネルギーサービスや高付加価値エネルギーシステムの導入

4. エネルギーインフラのレジリエンスの向上

5. その他、地域の活性化に資する取り組み

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 北陸電力グループでは、20244月に、新中期経営計画に基づく2024年度アクションプランを策定し、『北陸地域のカーボンニュートラル推進を「つくる」、「とどける」、「ささえる」のトータルでリードする』というスローガンのもと、地域と一体となった脱炭素化に向けた取り組みを進めております。

 責任あるエネルギー事業者として安定供給を前提に電源の脱炭素化を着実に進めるだけでなく、再エネの大量導入に資する送配電網の次世代化を進めるとともに、社会的な脱炭素ニーズの高まりを踏まえた新たな脱炭素化サービスの展開などを積極的に行い、2050年のカーボンニュートラルの達成と持続可能なスマート社会の実現を目指しております。

 INPEXでは、国内外で多数の石油・天然ガス事業やその他低炭素エネルギー事業のプロジェクト運営に関わっており、日本国内においては国産ガスの生産、液化天然ガス(LNG)の受入れ、ガス導管を通じた天然ガスの販売・供給を行っております。INPEXは引き続き、国内外での天然ガス・LNG事業に加え、一定の経験や知見を有するCCSや再エネ等の低炭素化に向けた取組みも拡大していくことで、日本を始め、各地域におけるエネルギーシステムの低炭素化及び高度化を目指しております。

 今後、北陸電力及びINPEXは、両社が持つエネルギーソリューションを有効に活用しながら、地域の更なる発展・活性化に向けて、共同で検討を進めてまいります。

Carbon Capture and Storage: CO2の分離回収・貯留

以 上