南長岡ガス田

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南長岡ガス田は、新潟県長岡市の南西約10kmに位置する国内最大級の埋蔵量を誇る大型ガス田であり、同ガス田の天然ガスは、国内最深の深度4,000~5,000mの深部火山岩中に含まれています。
この大型ガス田の開発の歴史は、1970年代後半から始まります。当社は新潟県で、グリーンタフ(緑色凝灰岩層)中に貯留される天然ガスの探鉱を進めていましたが、1976年、長岡市西方でグリーンタフ中にガスの存在を確認し、有望なガス鉱床発見の端緒を得ました。その後さらなる試掘と様々な技術的検討を重ねた結果、1981年に開発を決定し、生産井の掘削やプラント(天然ガス生産処理施設)建設を進め、1984年に国内最大級の能力を有する越路原プラントを竣工し、生産を開始しています。
南長岡ガス田で生産される天然ガスは、プラントで処理した後、パイプラインネットワークを通じて沿線の都市ガス事業者及び工業用需要家の皆様へ販売しています。

契約地域(鉱区) 作業状況 ガス処理能力 事業会社(設立) 出資
越路原プラント 操業中 日量420万Nm3 INPEX JAPAN
(2024年10月01日)
※同社
100%
親沢プラント 操業中 日量166万Nm3 INPEX JAPAN
(2024年10月01日)
※同社
100%

越路原プラント(新潟県)

1984年9月より稼働しています。ガス処理能力は国内最大級の日量420万Nm3。当ガス田から産出される天然ガス中に含まれている炭酸ガスの除去プロセスとして、親沢プラントで実績のある「OASE®(オーエイス®)方式」を採用しています。

親沢プラント(新潟県)

越路原地区の開発に続き、拡大する天然ガス需要に対応する供給基盤を確立するため、1994年10月より稼働しています。ガス処理能力は日量166万Nm3。天然ガスに含まれる炭酸ガス除去に経済性で低腐食性にすぐれた「OASE®(オーエイス®)方式」を国内で初めて採用しました。

南長岡ガス田 紹介ムービー